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耳鳴り


耳鼻咽喉科 菊地 仁

御高齢者の方で「耳鳴り」を経験していない人は、おそらくいないのではないでしょうか?
周りが静かなときに「シーン」と耳の中で鳴った経験はありませんか? 統計によれば健康成人でも40歳代から50歳代と、年齢が進むと約10%の方が耳鳴りを自覚すると言われています。

 

 しかし、医療機関を訪れる方は、ある程度の大きさの耳鳴りであったり、持続的に鳴っているケースが大部分です。

 耳鳴りは、(1)鳴っている本人しか分からないタイプ(自覚的耳鳴)と、(2)他人でも共有できるタイプ(他覚的耳鳴)の2つに分類できますが、ほとんどの方が(1)のタイプ(=自覚的耳鳴)です。

 

 なぜ、耳鳴りが起こるか?については、ある程度、原因が特定できるタイプ(=中耳炎や脳腫瘍、高血圧など関係している)もありますが、多く方は、はっきりと原因が特定できないタイプです。また、聞こえの悪い方(難聴の方)は耳鳴りの合併率が高く(約60%)、逆に耳鳴りのある方の80〜90%に難聴が見られます。耳鳴りを自覚している方に、医療機関で「聞こえの検査(聴力検査)」を行うのは、このためです。

 

 治療は、原因がハッキリしないタイプが多いことから、特効薬と言えるものはありませんが、一般的には聴神経、内耳の障害が原因と仮定して、循環改善剤やビタミン剤、漢方薬などの内服薬で治療するケースがほとんどです。また、不眠や疲労などのストレスで耳鳴りが悪化する傾向が多いため、精神安定剤や睡眠導入剤なども併用されることがあります。 他に、機械を使って耳鳴りに慣れる(慣れさせる)治療法などもあります。


耳鳴りかな?と感じたら、多摩ガーデンクリニックへ、お気軽にいらして下さい。

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